2015年9月22日火曜日

アートの愉しみ&本紹介(火:児童書・絵本)安野光雅『もりのえほん』

こんばんは!くじらブックスです。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今日も気持ちよく秋晴れした沖縄。
混み合う道路を抜け、那覇に出かけておりました。
『渦まく光/スモモムラ 石田尚志ドローイング展』@古書店・言事堂(9/18-10/3)
『「 転 転 と 、」中田 篤 ◇ 中田 有香』@陶・よかりよ(9/11-9/23)
2つの展覧会を、眼で見、空間で感じてきました。
近い距離で見るアートは、大きな美術館で見るスケール感とまた違い、作家・作り手と向き合うような親密さが感じられます。
それが緊張するようで、でも心地よく、楽しい体験でした。
お時間の合う方は、ぜひそれぞれの店頭に訪れて感じていただければと思います。
美術関係にうとい私ですが、一足早く芸術の秋を味わいました。

ブログでは毎日、曜日ごとにテーマを決め本をご紹介しています。
※気になった方は、お近くの書店・図書館、または
※kujirabooks.okinawa@gmail.com までご連絡ください

火曜日は<児童書・絵本>
ご紹介する本はこちらです。


『もりのえほん』 著:安野光雅 出版社:福音館書店 価格(本体):800円

一見すると、緑の森の風景画が延々と並んでいる、シンプルな絵本。
しかし、一度じっと眺めてみれば、細かな枝葉や木の幹に、信じられないほど沢山の動物や生き物等々が隠れている!
時間を忘れて探すうち、全ての線が別の何かに見えてくる、不思議気分も味わえる。
(我が家でも30分近く「九州の地図」を探しました)
繊細な美しさとワクワクする楽しみがひとつになった、いつまでも味わえるアート絵本。
緑・黒・白の柔らかな色合いが、懐かしい記憶も呼び起こす。
読みながら、森を散歩する子どもの好奇心を思い出せるはず。
忙しい大人も、没頭し心地よく癒される、休日に最適の1冊。
家にいながら、この本で自然を体験するのも良いかもしれない。

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