2015年9月12日土曜日

読書会の楽しみ&本紹介(土:ノージャンル)『今日も盆踊り』

こんばんは!くじらブックスです。
沖縄も夜になると、少し涼しさを感じる季節になりました。
日中はまだまだ暑いのですが…。
皆さまはいかがお過ごしでしたか。

今日は北中城村にあるOMAR BOOKSさんへ伺っていました。
沖縄でも珍しいセレクト(提案)型本屋として人気のOMARさん。
月に数回、課題図書を読んで参加する<読書会>を主催されています。
今年7月に行われた公開読書会も大好評(沖縄タイムス紙にてご紹介されました
私自身何度も参加し、楽しませていただいてます。
次回9月20日(日)には進行役を務めるため、今日は少し打ち合わせ。
課題図書はポール・オースター『ブルックリン・フォーリーズ』。
これが読みやすくも味わい深い作品で…みんなで語り合うと面白くなりそうです!
興味をお持ちになった方、ぜひOMAR BOOKSさんまでお申込みください。
語り合うことで、読書の新しい楽しみ方が味わえると思います。
→ OMAR BOOKS

さて、今週から曜日ごとにテーマを決めて本をご紹介しています。
※気になった方は、お近くの書店・図書館、または
※kujirabooks.okinawa@gmail.com までご連絡ください

土曜日は<ノージャンル>
ご紹介する本はこちらです。



盆踊りにハマったお二人が、全国津々浦々、新旧さまざまな盆踊りを体験・レポートする本。
同じく日々盆踊りへ通う愛好家の方がいれば、地元で合宿をしながら伝統を受け継ぐ方々。
盆踊り曲をつくる作曲家、新たな踊りの場をつくる方、それを共有するWEBサイト運営の方などなど。
体験談からインタビュー、コラムまで内容盛りだくさん。
ふざけているようで、しっかり作られていて読み応えがあります。
何気なく知っていた盆踊りに、コアでディープな世界があったのか、と感心。
と同時に、無心に踊ることで生まれる<解放感>と世代を超えて人々が集う<場>としての祭りの意義が、伝わります。
現代にも必要とされ人々に愛されている理由なんだろうなあと、感じさせられました。
一つの現代文化論としても読める面白い1冊です。

追記
沖縄の盆踊り、といえばエイサーですね。
うちの近所でも、子ども会が練習するパーランクーの音が聞こえてきます。
でも実際のところ、小中学生を過ぎれば青年会に入らない限り、滅多に踊ることはありません。
個人的にはもう15年くらいは踊っていませんね。
これって、かなり、もったいないことかもしれません。
地元の人間が地元の文化に参加する、機会と気持ちがもっと高まったら…。
三線を始めてつくづく思います。
とりあえず、まずは積極的に観に行ってみよう!と決めました。

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