昨夜、本をクリーニングしたり値付けしたりしていたら、深夜になってました。
ペース配分しないと、生活/仕事が分けられないと今さら気付き…いけないいけない。
読書する時間も取れないのは困る。
今朝も、起きて、食事して、三線練習したら、もうお昼。一日はあっという間。
どんな生活をしていても、自分自身がどう過ごすかが、大切なのですね。
また一つ実感しています。
さて、今日ご紹介する本はこちら。
※出版社品切れ中※
知人・友人の方、興味ある方、販売又はお貸しします
書店員としてはお恥ずかしいほど、小説を読まない私。
そんな私でも好きな作家が何名がいて、そのうちの一人がレベッカ・ブラウンです。
1956年アメリカ生まれ、翻訳は多くありませんが、幻想的な物語から淡々としたノンフィクション風の作品まで幅広く発表。
そのいずれも清々しく瑞々しい言葉遣いで、読んでいて心地よい、独特な作家です。
ホームケアワーカーとしての体験を元に、エイズ患者との交流を描いた『体の贈り物』が、日本でも高く評価されました。
(こちらは現在も新刊書店取扱い可能)
今回選んだ『家庭の医学』は、作家自身の母親が亡くなるまでの介護体験を綴っています。
彼女の作品が素晴らしいのは、決して単純な<感動>に陥らないこと。
淡々と丁寧に物事を描写することで、その背後にある、家族の記憶・苦しみ・悲しみが、読者の元まで伝わる。近しい人の最後を共にした経験があれば、なおさら沁みます。
目をそらさず、見つめ、表現する。その言葉からは、確かな体温まで感じられます。
興味を持った方は、ぜひご一読いただきたい作家です。
現代の名翻訳家・柴田元幸さんの訳は、小説を読みなれない方にも読みやすいと思います。オススメ。
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