皆さまいかがお過ごしでしょうか。
旅先でも与那国の台風被害について、頻繁に目にします。
その先、台湾やアジア圏も影響を受けていることと思います。
皆さまのご無事と、いち早い復旧を願っております。
旅先では定期更新もままならず遅くなってしまってますが、昨日の日記をお届けします。
よろしければご覧ください!
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9月29日(火)
朝から滝のような雨が降る鹿児島市内。
街のあちこちに建つ薩摩志士たちの像もびしょぬれです。
そんな中、地図を頼りにいくつか古書店を巡ってきました。
まずは、ネット検索ですぐにヒットした「つばめ文庫」さん。
住宅街の中にあるお店でしたが、幅広いジャンルで揃えているいわゆる<古書店>らしい雰囲気。レジ横の鹿児島関係が印象的です。沖縄や奄美関連もありました(写真撮り忘れ)。
ご挨拶してみると、開店前に沖縄の「とくふく堂」(現在「市場の古本屋ウララ」になった場所で営業していた古書店)を訪れたことがあるそうで、いろいろお話してくださいました。
週末に古書店合同で行うイベントについて、他の古書店について、帰りのバス停まで(!)丁寧に教えてくださる、やさしい店主・小村さんありがとうございました!
古書目利き市@ D&D (マルヤガーデンズ4F)
10月2~4日開催とのこと、行けたらよかったのに残念です。
つばめ文庫からの帰り道、沖縄・奄美・鹿児島ことを話しながら、各々の関係性を深く考えずにいたなあと、ふと反省。
あまりに無知なのもいけないな、ということで、次に向かったのが「鹿児島県歴史資料センター黎明館」。数多くの歴史資料が展示されています。
全体を見て、改めて、ここは大きい国だったんだなあという感嘆と、歴史に記録されない一農民・市民(離島の人々も含めて)の人生はどうだったのだろうと想像しました。
そして、近現代(第二次世界大戦)に対するスタンスの違いも感じられ、いろいろ考えるキッカケになりました。
遠目から見る西郷さん像。
さて、その後。
ご紹介いただいた古書店を2店巡りました。
「古書リゼット」さんは市役所近くの<レトロフト>というビルの中で営業中。
カフェや飲食店、イベントスペースと繋がっている面白い形態のビルです。
広い店内の入り口近くに親しみやすい児童書・絵本・鹿児島関係、奥には芸術・思想・文芸、雑貨や洋書など幅広いラインナップ。いろんな読者層・年齢層が楽しめそうな店づくり。
店主の安井さん、沖縄の古書店主ともお知り合いだそうで、やっぱり丁寧に優しくお話してくださいました。(鹿児島の皆さんやさしい…)
鹿児島ではイベントに出店する機会が多い、買い取りの工夫など、古本ならではのことも伺えて、本当に古本屋がお好きなんだなあと、とても親しみが感じられました。ありがとうございました!
次に向かったのが「古本喫茶 泡沫」さん。
こちらは繁華街の中にあるお店。もともとカフェ&バーだったそうで、オシャレで落ち着く空間。ゆったり過ごされている若い女性のお客様も。
本は文芸書から民俗学、美術書、コミックなどさまざま。いずれも選ばれた本だというのが伝わってくる並びで面白い。
そして注文したエスプレッソケーキとブレンドコーヒーが、とっても!美味しい…。幸せな気持ちになりました。
電車の時間がありお声かけできなかったのですが、素敵な女性店主さんがいらっしゃいました。いつかまた訪れたら、お話してみたいです。
鹿児島を訪れて、土地の持つ潜在的な力(資源)と、出会った人たちのあたたかさを感じました。(鹿児島のお店はどこも印象のいい接客ばかりだったし)
そしてここでも本に携わって頑張っている方々がいるのだと、勇気づけられます。
頭で知っていることも、行って実感してみる。遠回りなようですが、自分にとっては貴重で大切な体験ですね。
歴史や過去(沖縄や奄美との関係)も含め、もっと知りたいと思えた2日間でした。今度は大隅地方にも行ってみたいなあ。
そんなこんなで雨の鹿児島を歩きまわり、落ち着く間もなく夜の便で熊本へ到着。
今日はどんな本・本屋に出会えるでしょうか。
また次の更新で。
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