皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は今日も家で作業などしていましたが、ちょっと困ったことが。
やたらと蚊に刺されてしまうのです。特に足。
かゆみが引いたと思ったら刺され、引いたと思ったら刺され…。
今までそんなに刺されやすい気もしていなかったのですが、体質が変化したのでしょうか。そんなことがあるのでしょうか。
困ったなあとつぶやきながら、過ごす日々です。
ブログでは毎日、曜日ごとにテーマを決め本をご紹介しています。
※気になった方は、お近くの書店・図書館、または
※kujirabooks.okinawa@gmail.com までご連絡ください
金曜日は<沖縄本>
ご紹介する本はこちらです。
1972年5月15日。
沖縄の統治権がアメリカから日本へと移り「復帰」した日。
リアルタイムで体験した父母・祖父母世代の沖縄県民にとって、忘れることのできない転換点だったという。
この日を境にさまざまなことが変わり、街や風景も変わっていった。
しかし<復帰後>世代の自分にとって、<復帰前>は昔話で聞くだけの、どこか遠い世界のように感じていた。
本土とほぼ変わらない文化を享受する現代、アメリカ統治下を想像するのは難しい。
(基地近辺の土地ではおそらく名残があるだろうけれど)
この本は、復帰前の写真をたくさん集め<こども・暮らし・交通>と分類し収録している。
当時のこどもたち・人々の生活風景、懐かしい食べものやお菓子・乗り物など、知らなかった景色をビジュアルで見ることができる。
父や母は「ミッキージュース」「ワシミルク」「水上店舗」「1号線」…どの写真を見ても懐かしく、当時のことがあれこれと思い出されるようだ。
その話を聞きながら一緒に写真を見ると、知らなかった世界が現在とつながっている、「<復帰前>と今が地続きである」と、やっと感じられてくるのだ。
一見何気ないような風景写真が、保存され、後年参照されることで、過去を継承していく。
さまざまなものを失っても、人々の記憶や体験は、共有することで受け継がれてゆく。
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復帰前を知る世代には、写真を見てそれぞれの「あの日の沖縄」を思い起こしていただいたり、若い世代には、自分たちの父母、祖父母が通ってきた日々を話題にしてもらえればと思います。あわせて、これらの写真を通して、当時の沖縄を照らしていた日の光や、吹いていた時代の風のようなものを感じてもらえるなら、うれしいかぎりです。
(p4 はじめに より引用)
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著者の言葉通り、世代の懸け橋となる1冊。ぜひ家族で読み語り合うことをオススメしたい。きっと話に花が咲くことだろう。
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