2015年10月12日月曜日

秋空を仰ぐ&本紹介(日:勝手に選書!)「コーヒーを楽しむ本・初心者編」

こんばんは!くじらブックスです。
連休中日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は31日に行われる読書会(OMAR BOOKS「漱石とわたし」)のミーティングなど出かけておりました。移動の車中から見える空は薄青く、高く、すっかり秋の色。差し込む日差しはまだまだ暑いのに、気分も秋めいてきました。
先日京都の親戚から栗をいただいてもりもり食べたことですし、そろそろ衣替えをしようか(また暑くなると困りますが)読書もさらにはかどる…かな。
皆さまは秋、感じてますか?

ブログでは毎日、曜日ごとにテーマを決め本をご紹介しています。
※気になった方は、お近くの書店・図書館、または
※kujirabooks.okinawa@gmail.com までご連絡ください

日曜日は<勝手に選書!>
今日は「コーヒーを楽しむ本・初心者編」
朝の忙しい食卓、休日の穏やかな午後、あらゆる時にも気持ちを落ち着かせてくれる飲み物、コーヒー。
初心者の私でも、わかりやすい!親しみやすい!と感じたオススメ3冊(+おまけ1冊)をご紹介します。



①『コーヒーの絵本』 著:庄野雄治 絵:平澤まりこ

出版社: ミルブックス 価格(本体):1000円

シンプルな文章と丁寧なイラストで書かれたおしゃれな絵本。
小さいながら、コーヒーができるまでの流れ、豆の種類・焙煎・道具の説明、淹れ方の基礎知識までちゃんと収められている。
(実際我が家ではこの本を参考に淹れています)
何よりコーヒーを淹れる楽しみ、豊かさを伝えようとする雰囲気が紙面から溢れている。

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コーヒーは、絶対に必要なものではない。
だけど、おいしいコーヒーがあるだけで、
日々のくらしはずっとゆたかになる。
自分の好きなコーヒーが、家でいれられるようになる。
それだけで毎日は変わるんだ。
(p47より引用)
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まさに初心者に最適の1冊。



②『Pen 2014年 10/15号 [おいしいコーヒー] 』 
出版社: マガジンハウス 価格(本体):602円

前出の本と共通するコーヒー基礎知識に加え、「サードウェーブ」と呼ばれるコーヒーショップ・スタンドの新しい流行について、詳しく取材されている。blue bottle coffeeなど、今話題のショップは何が新しいのか?これからのコーヒーはどうなる?と、消費者側にも勉強になるはず。
また、道具や淹れ方・焙煎の記事を読み、自宅でワンランク上の味に挑戦するのも面白い。
初心者から中級者まで使える1冊。



③『47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶』 著:山之内遼 
出版社: 実業之日本社 価格(本体):1500円

自分で淹れるよりプロの味を楽しみたい時、手に取るのがガイドブック。
最新のカフェ本もいいけれど、一見地味に見える地元の喫茶店、各々が持つ物語を楽しむのも良い。
この本は、全都道府県で長く愛され続けてきた「純喫茶」110軒を取材、収録している。
他のガイドと異なるのは、店主たちの言葉、思い出も少しずつ書かれているところ。カタログ的な情報だけでなく、そこにいる人々の姿、店の雰囲気まで感じられ、自分もその店に座っているような親しみが湧いてくる。
提供される商品だけでなく、人と心地よさを共有することで記憶に残り続けていく。そんな店が、名店なのだと教えてくれる。
自分も大切な場所を見つけたくなる、味わいある1冊。

おまけ


☆『Coffee Hunting Note 100カップログ』 著:川島良彰 
出版社: 世界文化社 価格(本体):1100円

飲んだコーヒーを記録できる新発想の「テイスティングノート」が面白い。日付・場所だけでなく、<香り><酸味><苦味>…などを円グラフにして可視化、より具体的に100軒分の味を記録できるようになっている。
コーヒーの生産地・銘柄の解説、おいしい淹れ方など基礎知識ページも豊富で、初心者にもやさしい。
初心者も上級者も使える手帖。カフェ巡りのお供にぜひ。

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